2016年

9月

01日

〈BD〉『ビリヲカ』のプロ名鑑にある「レーティング」ってなに?

 

「ビリヤード場ガイド」

「ビリヤード用語集」

「ビリヤードカレンダー」など、

 

様々なコンテンツが楽しめる

総合情報サイト

『BILLIARD WALKER』

(ビリヲカ。以下、BW)。

 

つい先日、デザインが全面リニューアルされ、

より見やすく、使いやすくなっています。

 

そして、

そのBWの人気コンテンツの一つであり、

BDも日常的に参考にさせていただいている

「プロ名鑑」が、

 

着々とパワーアップしているのを

ご存知でしょうか。

 

ちょっと前に、“対戦結果・動画検索”機能が

新しくできたんだな~と思ったら、

 

今度は、「レーティング(RATING)」という

項目ができていました。

 

このレーティングがなかなか面白くて。

 

「あのプロは? この人の数値は?」と

見始めると止まらなくなります。

 

直近の公式戦の戦績を反映して、

即座に値の変動があるので、

試合を観戦する際や、

選手プロフィールをチェックする時の

指標の一つとして活用できます。

 

ここまでのものを構築するのには

相当な労力を投下したはず……。

 

一体どんな狙いで、

レーティングを載せることにしたのでしょうか。

そもそも、どうやって算出しているのか。

そして、オススメの楽しみ方とは?

 

BWの監修者であるタカタアキラ氏に

話を聞きました。

 

…………

 

話し手:Billiard Walker監修・タカタアキラ

聞き手:BD

 

 

――ふと気付いた時には、"プロ名鑑"の

ほとんどのプロ選手のページに

レーティングが載っていて驚きました。

現在、レーティングが記載されている

選手は何名ぐらいいるのでしょうか?

 

「約370人の名鑑登録選手を含む、

1,000人を超えるであろう

JPBAまたはWPA男女公式戦参戦者です。

 

(※JPBAとは

日本プロポケットビリヤード連盟のこと。

WPAは世界プールビリヤード連盟のこと)。

 

国内と海外の比率は7:3くらいだと思います。

すみません、

カウントする仕組み作りを急ぎます(笑)」

 

――このレーティングは、

正式にスタートしているのでしょうか。

それともベータ版ですか?

 

「現時点で“ほぼ”正式にスタートしています。

 

ただ過去のデータを随時追加していて、

その都度、さかのぼって反映されるため、

影響が及ぶ範囲で変動が生じます。

その点はご了承いただければと」

 

――構想はいつからありましたか?

また、なぜやろうと思われたのでしょうか?

 

「スヌーカーと将棋を愛する知人から、

『レーティングがあったら面白くなる』

という助言をいただき、

 

それをBWのプログラマーに伝えたところ

『面白い!』と。

 

そんな流れで、

今年の年初あたりから始まりました。

 

だから、私自身は完成してから

『これはすごいなー』と思ったくらいです(笑)。

 

BWではこれまでも戦績などの個人成績を

データ化してきましたが、

 

それは、

『今日の試合は2位の巨人と4位の阪神です』

だけでは、

スポーツとしてメジャー・マイナー以前の

問題ではないかと考えてやってきたこと。

 

そこにシステムに強いBWとして、

新たなオリジナルの項目が追加された

という感覚です」

 

――端的に言うと、

どんな値をインプットすることで

レーティングが出てくるのでしょうか。

 

「基本は、JPBAとWPAの公式戦の

1試合1試合の勝敗です。スコアは影響しません。

 

ただし、

強い相手に勝てばレーティングは大きく上がり、

格下に勝ってもわずかしか上がらないか、

変動なしというもので、

 

囲碁などでメジャーな、

“イロレーティングシステム”の進化版と

位置付けられる『Glicko-2』という

レーティングシステムによって動いています。

 

ここに人的な意図が入る余地はありません」

 

 

――レーティングを出す上で難しい部分とは?

 

「戦績データは国内戦の大会結果の比率が高いため、

日本人と海外選手のバランスに

誤差が生じる可能性があることです。

 

この点は出稼ぎに来る海外選手が

ありがたい存在で(笑)、

そうした誤差解消に役立ってくれています。

 

また、サンプルデータが多いほど

レーティング誤差が少なくなります。

 

言い換えれば、サンプルが少ない選手は

やや過大や過小な数値になる可能性が出てきます。

 

そこでBWでは、

誤差の範囲を絞り込むことにより、

サンプルが規定数(※期間とも連動)に

満たない選手は、

ランキングから除外するようにしています」

 

――1,300の人がいたり、1,800の人が

いたりと様々ですが、基準となる数字は?

 

「最初、レーティングは”1,500”から

スタートして上下変動していきます。

 

すると、1,500を下回ると

平均以下と捉えられそうですが、

正式なレーティングが出ている時点で、

集計対象圏内に何度も進出している

実績ある選手だという点をご理解ください。

 

また、過去の大会データは

ほぼ決勝シングルトーナメントが対象なので、

 

頑張って予選を通過したのに、

1回戦で負けるとレーティングを下げてしまう。

 

そんな不公平とも言える設定の犠牲になって

低い数字が出るプレイヤーが存在します。

 

もう少しアベレージが上がれば

より正確な数字が出るので

ぜひ健闘し続けていただければと思います」

 

――このレーティングをどんな風に

使ってもらえたらと考えていますか?

 

「基本は『観戦のスパイス』として

活用していただくこと。

 

また、外部メディアがプレイヤーを

取り上げる際に参考にしていただくことも、

他のデータと同様に狙いの一つです。

 

あとは個々の選手が、

『自己最高を更新する』というように

励みや目安にしてもらえたら嬉しいですね」

 

――データが蓄積されて、

精度が高まっていけばいくほどに、

色々な使い方ができそうですね。

 

「将来的な展望としては、

 

このシステムをリースする形で

クラブやチームなどで

『現時点最強メンバー』を

選出する指針にしていただいたり、

 

プロ選手で、”あまり試合には出ていなくて、

ランキングは低いけど強い人”の、

予選枠の振り分けなどにも

活かせると考えています。

 

もちろん、海外から参戦する選手が

どのくらいの位置にいるのかを、

従来の“イメージ”ではなく、

データに基づいた数値で

見ていただくことも可能です」

 

――最後に、レーティングに限らず、

BW全般の活動や今後の展開などについて

一言いただけますか。

 

「ビリヲカは他のサイトと異なり、

『データサイト』という、

業界ではちょっと変わった

立ち位置にあるサイトです。

 

『ビリヤードの入り口を広げる』という

スタッフの情熱だけを糧に10年目を迎えました。

 

これを機に、デザイナーさんにお願いをして、

業界外から見て『ビリヤードっていいね』と

思ってもらえるような

小奇麗なサイトへとリニューアルいたします。

 

全国のビリヤード場さまには、

これまで以上に『ビリヤード場ガイド』を

積極的に活用していただきたいと願っています。↓

 

 

皆さんがご承知の通り、

ビリヤードは老若男女が夢中になれる

素敵なスポーツであり楽しいレジャーです。

 

でも、その入り口は

ビリヤード場にしかないのですから」

 

(了)

 

………… 

 

BD Official Partners : 

 

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED

 

創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN

 

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…………

 

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