〈BD〉日本ジュニアNo.1・田中汰樹選手に聞いてみた。

Taiki Tanaka
Taiki Tanaka

 

今年4月の

『第16回全日本ジュニアナインボール選手権大会』

で連覇達成。

 

高い攻撃力を武器に

ダイナミックで迫力満点のランアウトを決め、

 

成人男子をも唸らせる愛知の高校2年生、

田中汰樹(たなか・たいき)選手。

 

BDで初めてインタビューをしました。

以下でお届けします。

 

取材場所は、5月下旬のアマ団体戦

『都道府県対抗』(和歌山開催)の会場。

 

田中選手は、本大会初出場で、

愛知Bチームの五番手を任されていました。

 

個人成績では残念ながら負け越してしまったけれど、

笑顔を絶やさず、初の団体戦を

楽しんでいたように見えました。

 

「負けるとやっぱり悔しいですけど、

初参戦で五番手をやらせてもらっているし、

すごく良い経験になっています」

(本人談)

 

会場では、ジュニアの好敵手、

一歳下の神奈川の林武志選手と喋ったり

お菓子を食べたりと、まるで遠足!?

みたいなマイペースな過ごし方に

その体格同様、器のデカさを感じたBDでした。

 

…………

 

Taiki Tanaka

1999年11月7日生(17歳・高2)

出身・在住:愛知県

ビリヤード歴:13年(3歳から)

プレー頻度:ほぼ毎日・3時間程度

所属店舗:『小牧ハスラー』(愛知)

使用キュー:ADAM JAPAN

主なタイトル:

2013年『全日本ローテーションB級』優勝(当時13歳)

2015年&2016年『全日本ジュニア』連覇

 

 

――時間が経ってしまいましたが、

『全日本ジュニア』2連覇、おめでとうございます。

もともと連覇は狙っていたんですか?

 

「はい、狙ってました。『連覇したいな』って。

 

だから、ゲームボール入れた瞬間は、

連覇できてホッとしました。

 

その後から嬉しくなってきた感じです」

 

――優勝までの道のりを振り返ると?

 

「本当にラッキーでした。

 

特に決勝リーグ(4名総当り)は。

 

初戦でいきなり負けてしまって

(vs西岡未彩輝選手)、

 

その時点で『連覇、ないかなぁ』なんて

思ってしまったんです。

 

ただ、あと2人に勝って、

失点を少なく抑えておけば

まだ可能性はあるなと思ってプレーしていて、

 

なんとかその通りにできたので良かったです」

 

――去年の優勝と今年の優勝、

何か大きく違う部分はありますか? 内容面とか。

 

「いや、内容的にはあまり変わらないですね。

 

ただ、僕の中では、ジュニアの公式戦は、

他の一般のアマチュア公式戦とは

何か違うんですよね。

 

ジュニアの方は、

とても独特な雰囲気があると思っていて。

 

その中で今年も勝てたというのが嬉しいです」

 

――現在ジュニアNo.1。敵は?

 

「いますいます。あそこにもいますよ(笑)

(と、たまたま目の前を歩いていた

林武志選手を指差す)」

 

――田中選手から見た林選手はどんな人?

 

「すごく面白いやつですよ。

 

真面目に見えますよね?

真面目ぶってるだけですから(笑)」

 

――そうなんですね(笑)。

 

「林くんには、

去年の『アジア選手権(ジュニアの部)』で負けてます。

 

あの敗戦で、

僕は『世界ジュニア』に行けなかった。

 

僕、今まで一度も『世界ジュニア』に

行ったことがないんです。

 

だから早く『世界ジュニア』に行きたい。

 

今年もたぶん、

8月の『アジア選手権』の成績で

出場権が決まると思うので、

 

そこで世界ジュニアの権利を取りたいですね」

 

――普段、どのぐらいどんな練習をしてるんですか?

 

「ほぼ毎日3時間程度、

一人練習もやりますし、相撞きもやってます。

 

ハウストーナメントとか

一般のアマチュアの試合も結構行ってますね。

 

試合に出るのが好きなんです。

練習よりも試合が楽しいですね」

 

――ご両親がビリヤードをすると聞いています。

師匠・コーチ的な存在なんですか?

 

「いや、そこまで教わったという感じではないですね」

 

――では、参考にした人はいますか?

 

「結構色んな人を参考にしています。

 

名前を言うなら、

例えば台湾の柯乗逸とか張玉龍とか」

 

――ああ、それは今の田中選手の

プレースタイルからも感じられますね。

基本技術がしっかりしていて、攻撃的で。

シュート力は練習で磨いてきたんですか?

 

「はい。練習で……

とにかくたくさん入れてきたなって思いますね。

 

センターショットとかではなく、

バラ球でバンバン入れてる時が多いですけど、

 

その中で、本番でありがちな

ちょっと難しい球を撞いてみたりとか」

 

――形ができたらハイテンポで勢い良く

取り切って行きますよね。それも昔から?

 

「はい、お父さんが撞くのが速いので、

自然とその影響を受けているんだと思います」

 

――今のプレースタイルのまま、

成長していきたいと思いますか?

 

「理想はこういう感じのままがいいです。

 

でも……、きっと変えなきゃいけない時期が

来るんじゃないかなって思ってます」

 

――プロ志向ですか?

 

「具体的にいつというのは決めてないですけど、

プロにはなりたいと思っています」

 

――プレイヤーとしての今後の目標は?

 

「世界で活躍できる選手になりたいです。

 

世界でずっと長く戦える選手っていうのかな。

本当の実力を付けて、安定して活躍できる選手。

 

そうなれたらいいですね」

 

(了)

 

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