〈BD〉「納得の度合いが高いです」――関西オープン優勝・河原千尋の談話

 

先週末の『関西オープン』で優勝した

河原千尋プロの談話をお届けします。

 

河原プロは関西オープンでは

4度目の優勝で、

2度目の連覇です

(2011&2012、2015&2016)。

 

そのプレースタイル同様、

今回もまた言葉を飾らず、

濁らせず、卑下もせず。

ストレートに話をしてくれました。

 

次の試合は女子戦ではなく、

『GPW-1』

(グランプリウエスト第1戦。2月末)

になる予定とのこと。

 

プロ12年目。

日本女子エースの2016シーズンが

始まりました。

 

※男子優勝の土方隼斗プロの談話はこちら

 

…………

 

198515日生 

JPBA39期生

JPBA女子年間ランキング1位・5回('10'11'13'14'15

2013年『ジャパンオープン』優勝

『全日本女子プロツアー』優勝8

『関西オープン』優勝4

『東海グランプリ』優勝3

『全日本女子ナインボールオープン』優勝3回(3連覇)

『セントラルレディースオープン』優勝2

『北陸オープン』優勝1

『関東レディースオープン』優勝1

『大阪クイーンズオープン』優勝1

『全日本選手権』準優勝2

アジアンインドアゲームズ銀メダル2回、銅メダル1

その他、優勝・入賞多数

使用キューはEXCEED & MEZZ

 

Result ベスト16から

W-3 府川真理

W-5 平口結貴アマ

W-2 藤田知枝

W-2 栗林美幸

 

FLEXSCHE CUP 2015
FLEXSCHE CUP 2015

 

――優勝から丸一日経ってのお気持ちを。

 

「今日これから祝勝会がありまして。

それを楽しみにしている気持ちです(笑)」

 

――(笑)。これで関西オープンは4勝目。

2度の2連覇です。

 

「連覇するというのはやっぱり嬉しいですね。

 

そして今回は全体的によく撞けて

だいぶ納得の度合いが高いので、

その点でも嬉しいです。

 

予選も本戦も、苦しい試合展開になっても

我慢して撞けてたなと思いますね」

 

――ブレイクなど、何か特定のショットが

良かったのでしょうか?

 

「そうですねぇ……。

一つ一つのショットが良かったですね。

 

ポケットには入ったけれども

力加減が全然合ってなくて失敗することって

あるじゃないですか。

ネキスト(ポジション)のミスってことですけど。

 

そういうスピードの間違いを

ほとんどしてなかったと思います」

 

――テーブルコンディションへの対応も?

 

「はい、それも含めて、

割とイメージ通りにショットできてたと思います」

 

――ファイナルは栗林美幸プロに7-2での勝利。

 

「2-2の時に美幸さんが一球ミスして、

私がそこを取り切ってマスワリ連チャンで

差を広げることができました。

その時の自分の状態も良かったですね」

 

――国内トップの一角である栗林プロとは

トーナメントの決勝ラウンドで

当たることが多いですが、

どういった存在なのでしょうか。

 

「それはやっぱりもう上手です。

 

組み立てが上手いですし、

大事なところをきっちり取ってきます。

 

球1個分・2個分みたいな

正確な手球コントロールが

勝敗を左右するような局面で

それをきっちりやってくる人です。

 

決めるべきところをわかっていて

それを撞けること。

そこが他の人と違うかなと思います。

 

対戦すると、かなりプレッシャーは感じますね。

お互いそうなんじゃないかと思いますけど」

 

――今回、女子ジュニアのトップ選手、

平口結貴選手とも当たりました(ベスト8)。

彼女については?

 

「去年か一昨年の関西オープンの予選でも

当たってるんですが、

その時よりも技術力は上がってましたね。

 

女子で大事になる基本的なショット力が

もっと磨かれたらもっと強くなるなと思います。

 

その時に大事なポイントは

ここだろうというところが

私から見たらありますが、

彼女自身がそこに気付けたとしたら、

脅威になりますね。

 

ほんとまだまだ、まだまだ伸びるはずですよ。

今がまだ40%~50%ぐらい

なんじゃないでしょうか」

 

――さて、2016初戦で勝ちましたが、

初戦を獲る意味は大きいのでしょうか。

 

「関西オープンって、

前年の全日本選手権(11月)から

2ヶ月ぐらい空くので、

十分に練習できる期間がある試合なんですね。

 

今回は12月に全日本女子プロツアーがあったんで、

2ヶ月も空いてなかったですけど、

それでもしっかり練習できるだけの時間はあります。

 

だから、日頃やってきたことを

実戦でちゃんとできるかできないか、

 

思い切った変更をして、

それが試合で使えるか使えないか、

 

そういうところを試して判断できる

格好の場じゃないかなと。

 

私は関西オープンをそう位置付けています。

 

そして、今回は日頃練習していたことを

そのまま出せたと思います。

だから優勝できたんだと思いますね」

 

――次の試合までまた期間が空きますが

(※次戦は5月の予定)、

どのように過ごしていきますか?

 

「確かに女子の試合は

だいぶ先になるかもしれませんが、

私は男子の試合にも出るつもりです。

 

2月は『GPW』(グランプリウエスト)があり、

4月の『北海道オープン』にも

挑戦したいなと思ってたり。

 

そちらにも目を向けて練習していきます。

 

海外戦も出られる試合は全て行きます。

 

シーズンインした今、

もう全日本選手権(11月)まで

休まる時はなさそうです(笑)」

 

 

(了)

 

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