〈BD〉「"ゾーン"に入ってました」――フレクシェカップ2015連覇・羅立文(ロー・リーウェン)の談話

Lo Li-wen
Lo Li-wen


フレクシェカップ2015で優勝し、

連覇を達成した

羅立文(ロー・リーウェン)の

談話をお届けします。


…………


Lo Li-wen

1978年7月10日生

台湾出身・神奈川県在住

JPBA43期生

JPBA年間ランキング1位・1回('10年)

『全日本14-1選手権』優勝3回

『北海道オープン』優勝3回

『関東オープン』優勝2回

『グランプリイースト』(GPE)では通算9勝

2010年『USオープン10ボール』準優勝

2015年『アジア選手権』優勝

『フレクシェカップ』優勝2回

他、優勝・入賞多数

レッスンスタジオ『POOL LABO』代表

Supported by UK Corporation


Result

ベスト16 8-1 望月雅文アマ

ベスト8 8-5 川端聡

準決勝 8-4 栗林達

決勝戦 10-1 竹中寛


 

――喜びがよく伝わってくる

雄叫びとガッツポーズでした。


「自然に3回も

『ヤー! ヤー! ヤー!』と

吠えてしまいました。

ちょっとやりすぎだったかな(笑)。


実はゲームボールを入れる直前、

少し泣きそうになってました。


でも、今回は家族が会場に来てなかったので

泣きませんでしたけど(笑)」


――見事に連覇を達成しました。


「やりましたね。


全力でビッグプロジェクトを

やり遂げたような

大きな達成感がありました。


内容的にも、ほぼ計画通りの

プレーと試合運びができたので、

すごく充実感があります」


――勝因は?


「ルーティンを徹底できたことです。


試合で自然にルーティン通りに

動けるようになったら本物。


そのために普段の練習で一つ一つ、

確実に体に覚え込ませてきました。


レッスンをする時に、生徒さんにも

ルーティンの重要性を教えています。


教える側の自分が忘れてはいけないので、

しっかり身に付けました」


――状態の良さと自信が伝わってくる

プレーでした。

メリハリのあるプレーリズムや、

タイムアウトのタイミングも、

全て計画通りだったんですか?


「はい、全て考えた通りです。


ベスト8や準決勝での

タイムアウトのタイミングは

自分でも良かったと思います。


試合の流れと自分の状態を

冷静に見極めて、的確に

タイムアウトを取ることができました」


――特に決勝戦はミスをしそうな

気配がありませんでした。


「"ゾーン"に入ってましたね。


会場の雰囲気が最高に良くて、

ギャラリーの視線が

プラスになっていたと思います。


ビリヤードを初めて観る人や

やったことのない人が多かったと思いますが、


『みんな、僕のプレーを観るために

集まってくれたんだ』

と思えるぐらい良い精神状態でした。


地元開催だったということも、

大きなポイントです。


クイーンズスクエア横浜は

『POOL LABO』からも近いので、

自分のお店のような感じで

プレーできましたし、


右を見ても左を見ても上を見ても、

どこにでも生徒さんやファンがいるという

状況だったので、


ずっとパワーをチャージしてもらえました。

本当にありがたいことです」


――クイーンズスクエア横浜で2度の優勝。

羅プロにとってここはもう

もうホームグラウンドみたいなものですね。


「ホントそう。

世界選手権もここで開催してほしい(笑)。


でも、ここでビリヤードのイベントを

開催するということが

どれだけすごいことで、

どれだけ大変なことか、

僕も2年前よりもわかるようになりました。


大会メインスポンサーである

株式会社フレクシェさんに始まり、

大会に関わっていた全ての企業や

スタッフさんには、

感謝の言葉しかありません。


僕の日本語は完璧じゃなかったですけど、

表彰式のインタビューで感謝の気持ちを

伝えることができて良かったです」


――さて、2015年がもうすぐ終わります。

どんな1年でしたか?


「2015年を漢字一文字で言うなら、

『進』ですね。


プレイヤーとしても、

人間としても進化できたと思います。


POOL LABOを立ち上げて1年が経ち、

レッスンの腕も上がったと思いますし、


国際試合(アジア選手権)で初めて優勝して、

2人目の子供も生まれて、

最後の最後にはフレクシェカップで

連覇ができた。


2010年以来の

充実した1年になったと思います」


――2010年は公式戦で6勝を挙げる活躍で、

JPBA年間ランキング1位でした。


「そうそう。


でも、2010年と今とでは違いがあります。


2010年の頃は、

自分の状態を判断することや維持することへの

意識が漠然としてました。


『あ、今調子良いな。優勝できた。

良かった良かった』みたいな(笑)。


次の年になったらすぐ

良い状態を忘れてしまった。

維持できなかったんです。


でも今は、

どうやれば良い状態が維持できるのか、

そのポイントがだいたいわかっています。


その辺りが成長したと思います。


これから2、3年……、いや、5年10年、

この状態を維持したいですね」


――来年の目標は?


「もっと世界で通用する

プレイヤーになりたい。


今年、アジアチャンピオンになれましたけど、

もっと大きなタイトルを獲りたいですね。


日本ではやっぱり『全日本選手権』です。


そして、もっともっとビリヤードを

多くの人にアピールするために、

自分にできることは何なのか。

それを考えて行動に移していきたいです」


(了)

 

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