〈BD〉「ツキと相性に恵まれました」――GPE-5優勝・栗林達の談話

Toru Kuribayashi
Toru Kuribayashi

 

お待たせしました。


日曜日に行われた

JPBA東日本男子プロツアー

『グランプリイースト第5戦』(GPE-5)で

優勝した、


栗林達プロの談話です。長めです。


※GPE-5のフォトギャラリーはこちら

※同一店舗・5年連続優勝についてはこちら


…………


Toru Kuribayashi

 

JPBA39期生

1982626日生

福井県出身・東京都在住

2004年アマ『球聖』『名人』

2010年『ワールドプールマスターズ』準優勝

2011年『関西オープン』優勝

2011年『関東オープン』優勝

2014年『兵庫オープン』優勝

他、優勝・上位入賞多数

GPEでは通算10勝(2位)


使用キューは、MEZZ / EXCEED


「プレースピード」について

語りまくっているインタビュー、

好評です。こちらから。


…………

 

 

――接戦を何度かものにしての優勝でした。


「ツキと相性に恵まれましたね。

特に準決勝と決勝はラッキーだったと思います」


――相性というのは、

ミスタースポーツマン中延店のことですね?

これで5年連続、中延で優勝です。


「試合前から意識してました。

『中延で5年連続優勝』を。


だから、結構ちびってました(笑)。


でも、別のことに意識を向けることで、

『5年連続』という言葉が

頭をよぎらなくなりました」


――別のこととは?


「GPEの年間ランキングです。


大会前、土方プロが1位だったでしょう。


彼なら1位を独走して年間MVP

というのが十分ありえるので、


『ここで一発優勝しとかんと』と

思ってました。


じゃないと、置いて行かれるぞって。


なので、『優勝を狙う』、

『ランキングを上げる』ということを

はっきり意識して試合に臨んだんですが、


明確な目標があったことが

功を奏したというか」


――ブレイクボックス対策は?


「事前にはほとんどやってません。


ブレイクボックスだと

基本的にブレイクインはしないものと

割り切ってましたね。


どうせ入らないなら、

片側に的球が偏りやすい

『レールブレイク(サイドブレイク)

でもいいなと思ってました。


『もつれるような難しい配置でいい。

それで勝負しよう』と。


今回、僕は予選会場が

『ハイランド』(横浜)さんだったんですけど、


ハイランドのテーブルは穴も小さめで

コンディションもシビアなので、

正面から打ったとしても入りづらい。


実際、ブレイクボックスから打ったら

ほとんど入らなかったです。


でも、それは想定していたことなので、

特に問題はなかったです。


そして今日、中延に来てみて、


コンディションや穴の大きさを確認して、

それからみんなのブレイクを観ていて、


『ここではブレイクインを狙わないと

損かもしれない』と思いました。


それで、試合をしながら、

他のプロのブレイクも観ながら、

入る打ち方を探っていった感じです。


真ん中から打つ時と同じように、

ラックの2段目のボールを

サイドポケットに狙うブレイクを

やろうとしていました。


僕が持っているブレイクの知識や技術で

一番真似出来そうだなと思えたのが

ベスト8で当たった

早瀬優治プロのブレイクでした。


準決勝と決勝は早瀬プロのブレイクの

エッセンスを自分なりに採り入れて

打っていました」


――決勝戦、6-5でリーチをかけた第12ゲーム。

5番を入れて強いドローで出そうとして

スクラッチしましたね。


「あれは絶対やってはいけないミス。

押し球で十分だったんです。


『早く上がりたい』、『勝ちたい』

っていう意識が前に出過ぎて

やってしまいました。


ここで仕留めないと、

絶対土方プロは来ると思っていたので、


そのプレッシャーと勝ちたいという意識が、

あの選択をさせてしまった。


あんなことをやってたら

絶対この先は勝てません。

最低最悪のミスです。


それでも今日勝てたのは

ツキがあっただけです。


今日は他にも

『最悪』がいくつかありましたし、

『最高』もありました。


反省材料がたくさんあるので、

また明日から練習に身が入ります」


――『最悪』を選んでしまった瞬間以外は、

精神状態は良かったんですか?


「かなり良かったですね。

心構えができていたからでしょうね。


台湾からアツい気持ちを持ち帰って

来たからというのもあります」


――『アジア選手権』ですね。

惜しくも予選ラウンド敗退でした。


「自分の球の内容は、言ってしまえば

今日よりはるかに良かったです。

勝った試合も負けた試合も。


最後、ベトナムの選手に負けましたが、

球は入っていました。


入ってはいたけど、

テーブルコンディションが難しくて

取れない・繋がらないという状態でした。


気持ち的にナーバスになることは

全くなかったです。


むしろ良い球撞きをして負けたので、

『これで負けたのならしょうがない』

と思えています」


――羅立文vs大井直幸という

JPBAファイナルとなりました。


「JPBAから行った4名

(羅立文、大井直幸、栗林達、竹中寛)は、

なんていうんですかね……

チームみたいな感覚、ありましたね。


そして最近、見栄を張らずに思えていますね。

『僕ら日本勢が海外で勝ってもおかしくない』

って。


だから、2人のファイナルも普通に観てました。


『見栄を張らずに思える』ってところが

以前より成長した部分かもしれないです。


ただ、僕の場合は、

『勝ちたい』という気持ちを前に出し過ぎると、

緊張やプレッシャーが増す傾向があるので、


その辺りの意識のコントロールが

難しいんですけどね」


――今月末の『兵庫オープン』の後は、

いよいよ『世界選手権』ですね。


「兵庫のあの会場

(加古川市『ニッケパークタウン』)も、

相性が良い場所です。


昨年と2011年の2回優勝したことがあって

(※2011年はプロランキング非対象)、


トリックショットイベントのお手伝いも

やらせてもらったりもして、


楽しい気持ちになれる場所なので、

気持ち良く向かっていけますね。


いざ、試合本番になったら、

上手くいかないことはいっぱいあるだろうけど、


なんとか楽しむ気持ちを忘れずにプレーして、

そこで良い状態を作って、


『世界選手権』(カタール)と

『ワールドカップオブプール』(イギリス)

に繋げていきたいです。


この2つは、僕の人生で

非常に大きなウェイトを占めるイベント。


向こうでどういう精神状態になるのか

わかりませんけど、


負けることを怖がらずに

思い切りやってきたいですね」


…………


Go KURI !

 

 

ところで、


クリプロのヘアスタイルを観て、


「おっ、サッカー日本代表の槙野智章っぽい!」

とBDは思ったのですが、


本人的には

EXILEのATSUSHIイメージだそうです。


そ、そうなの!?



コレジャナイ……。

 

…………

 

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