〈BD〉羅立文が実演。キュースピードで出す球とは? 動画あり

羅立文(Lo Li-wen)
羅立文(Lo Li-wen)

 

JPBAの羅立文プロが

昨年末に立ち上げたレッスンスタジオ

POOL LABO』(横浜市)。


そこでは、世界でただ一人、

羅プロだけしか教えられない、


日本と台湾のビリヤード理論を融合させた、

独自の上達メソッドを日本語で

学ぶことができます。


その中でも重要な項目の一つが

「キュースピード」。


羅プロ曰く、


「どんな球でもとにかく

キューを長く出そうとする人がいます。


長いキュー出しが求められる球も

もちろんありますが、


例えば、以下のような配置では、

長くキューを出そうとしたり、

力任せに手球を動かそうとすると、


手球の撞点や厚みが不安定になって

的球の転がりが不安定になり、

外れてしまうケースが多いです。


こんな時、

私はパワーをかけることはなく、

キュー出しの長さにもこだわりません。


大事なのはキュースピードを

速くすることだけです」


そう語って、

羅プロが実演してくれたのがこんな配置です。

 


残り3球の取り切りで、

8番はかなり厚い球になっています。


10番がある場所を考えると、

9番に対してそれなりに厚く出しておきたい。


つまり、1クッション出しで、

しっかり真横に弾かせたい球です。


これはつい力任せにズバーンと

撞きたくなりますよね(そして、

的球がガコガコっと外れてしまう)。


しかし、羅プロは

コンパクトなキュー出しで

「スパン!」と8番を入れて、

きれいに手球を横に動かしました。


 

このショット、

何度も実演してくれたんですが、

シュートミスなし!


テーブルは"トーナメントエディション"

穴幅は狭めなのに、さすがです。


「『強く撞かないといけない』とか

『キューを長く出そう』ということは

全く考えてなくて、恐怖感もありません。


腕に余計な力が入っていないので、

他の球と同じようにストロークができます」


では、正確なストロークを維持したまま

キュースピードをアップするコツとは……!?


POOL LABOまでどうぞ。


…………


さて。


「トッププロによるマンツーマンレッスン」

 

が売りのPOOL LABOの生徒数は、

30人を越えたとのことで、

羅先生もますます忙しくなっています。


「オープンしてからまだ半年ですが、

生徒さんの成長が早く、

皆、やる気のある方ばかりですので、

教える側としても嬉しいですね。


年間契約コースで受講している

40代の女性の生徒さんは、

ビギナーから始めて、

Cクラスの真ん中ぐらいになりました。

こないだBC級戦で3位に入りました。


先日、川端聡プロのチャレンジマッチを

ここで開催した時に、

川端プロに勝った人もいます。


その方は30代の男性で、

レッスンを受ける前はBクラスで、

ここに来てからAクラスの

真ん中ぐらいまで伸びました。


どの生徒さんにも喜ばれているのは、

その人のレベルや得意不得意に合わせて

私が個別にお渡しする練習メニューです。


ビリヤードを上手くなりたいという人から

最もよく聞く悩みとして、

『何を練習すればよいかわからない』

ということが挙げられますが、


POOL LABOでは、

一人一人に合った課題を、

時間配分まで細かく決めて

お渡ししています。


もちろん、上達していけば

練習メニューは変わっていきます。

皆さん、夢中になって取り組んでくれていますし、

そのお陰で上達が早いのだと思います」


また、POOL LABOは、

レッスンスタジオとして、

そして、羅プロの練習拠点として、


環境を整えることにも余念がありません。


6月初旬に

オープンして2度目となるラシャ交換を行い、


BDが取材に訪れた時は、

ピカピカの新(さら)ラシャでした。


2台ともラシャは『ブリエ』ですが、


ブランズウィックⅣの方はユルめに張って、

今週末の『ハウステンボス九州オープン』を

想定しています。


ブランズウィックⅤは少しきつめに張って、

7月の『ジャパンオープン』仕様にしました。


前回のラシャ交換(2月)から4か月で交換しました。

今後もこのペースで張り替える予定です」


そんなコンディションバッチリのPOOL LABOで、

先生でいる時間が長くなっている羅プロですが、

トーナメントプロとしての準備も万全です。


そのことは、今年の『GPE-2』と

『全日本14-1』という2大会での

優勝でも証明されています。


心身の充実度は「過去最高」という

レベルにあるということで、

国内・国外で毎週末試合がある6月・7月も

自信を持って遠征に行けそうですね。


「ビリヤードプレイヤーを

25年やってきて、


POOL LABOを始めてからのこの半年が、

今までで一番充実しています。

球の質も良くなりました。


海外トッププロの動画を観ていても、

生徒さんにレッスンをしていても、

改めて重要性に気付いたり

今までにないイメージを発見したりすることが多く、

毎日勉強になっています。


自分のビリヤード脳が

どんどん良くなっていることがわかります。


間違いなく良い状態で遠征に行けます。

海外の大会も、

ただ単に『行きたい』だけじゃなくて、

ちゃんと準備して行けば勝てる。

そういう心境になっています。


今まで以上に

海外で結果を残せる自信がありますので、

ぜひ応援よろしくお願いします」


羅プロの国内の試合は、

まず今週末の『ハウステンボス九州オープン』。

続けて、『関東オープン』です。


海外は、

『チャイナオープン』(上海)

『中国プロツアー』(広州)

US10ボール・8ボール』(ラスベガス)


……に参戦する予定です。


●BDでの過去のPOOL LABO記事は

こちらから。

 

…………

 

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羅立文が教える、横浜のレッスンスタジオ。POOL LABO


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