〈BD〉「勝因は自分をコントロールできたこと」――GPE-2優勝・羅立文の談話

羅立文(Lo Li-wen)
羅立文(Lo Li-wen)

 

昨日の『グランプリイースト第2戦』

(GPE-2。東日本男子のプロツアー)で

優勝した、

 

羅立文(ロー・リーウェン)の談話をお届けします。

 

横浜在住の羅プロにとっては、

2年連続、地元『ハイランド』での

優勝となりました。

 

今回はこれまでに前例のない、

"3ゲーム先取の2セット先取"という

フォーマットが採用されました。

 

緊迫感がより高まる条件のもとで、

 

羅プロの基本技術の高さと、

落ち着いた試合運び

ショット選択の的確さと巧みさ)が

いつも以上に光っていたように思います。

 

一般的なフォーマット

(例:8ゲーム先取1本勝負など)と違って、

セーフティリードもなく、

互いにどこからでも逆転可能。

 

となると、ミスができない上に、

ごまかしながら撞けなくなります。


浮き彫りになるのは、

「ワンショットごとの精度の高さ」

ということになるのでしょう。

 

そして、羅プロはそれを持っていました。

 

※大会のフォトギャラリーはこちら

 

…………


Lo Li-wen

1978年7月10日生

台湾出身・神奈川県在住

JPBA43期生

2010年JPBAランキング1位

全日本14-1選手権優勝2回

北海道オープン優勝3回

グランプリイースト(GPE)では通算9勝

他、優勝・入賞多数

『POOL LABO』代表

 

今大会ベスト16より

Best 16/W-0 鳴海大蔵(W-0、W-0)

Best 8/W-0 永松宣明(W-2、W-2)

Semi Final/W-1 土方隼斗(W-1、1-W、W-2)

Final/W-0 鈴木清司(W-1、W-2)

 

 

――優勝の感想をお願いします。


「とても嬉しいです。

 

何が一番嬉しいかというと、

リードしていた時も劣勢の時も、

冷静に自分の考えとメンタルを

コントロールできて戦えたこと。

 

それが勝因だと思います。

 

完璧な内容ではなかったけれど、

プロらしく戦うことができたと思います」


――この短いセットマッチ方式、

いかがでしたか?


「すごく緊張しましたね。

 

一球たりとも

気が抜けないフォーマットでした。

 

一般的なフォーマットより、

セーフティの技術とその精度が

大事になると感じました。

 

というのも、

ゲームカウント2-0とか、

セットカウント1-0でリードしていても、

一球のミスですぐ流れが変わってしまうし、

 

簡単に逆転されてしまう危険性がある

フォーマットなので全く油断できません。

 

だから、セーフティを挟んで確実に

1点を取りに行く場面が増えると思います」


――ブレイクも大事ですよね。

そして、そのブレイクが

なかなか入りませんでしたね。


「そうですね。

特に準決勝の第1・第2セットは

全然ブレイクがダメ(笑)。

 

最終セット(第3セット)で

調整ができて少し良くなったと思います。

 

第3セット、僕は0-2で負けていたけれど、

バンキングを取っていて

ブレイク権が"先攻"だったので、

 

ブレイクの順番的に

僕に有利な展開だったんです。

それで助かりました。

 

このフォーマットでは、

ブレイクで入る・入らないというのも

もちろん大事ですが、

 

バンキングで勝つことがまず大事になります。

 

先攻のブレイク権を持っている人が

すごく有利ですね。

 

そう考えると、一般的なフォーマット以上に、

バンキング、ブレイク、セーフティの

重要度が高いです。

 

……深いですね。

なめちゃいけないフォーマットです」


――油断できないフォーマットで、

羅プロが2日間を通して

一球一球に集中できた要因とは?


「充実したプロ活動と

充実した生活のおかげです。

 

最近はよく練習できていますし、

ジムで体力作りもできています。

 

レッスン(自身が代表を務める『POOL LABO』)

も順調です。

 

状態がとても良いから、

一球一球丁寧に集中して

撞くことができたんだと思います。

 

昨年9月の『東海グランプリ』で優勝して以来、

この半年間は本当に良い生活を送っています。

 

この状態を維持して、

今週末の北海道オープンでも

優勝を狙いたいと思います」

 

…………

 

羅立文の次の試合は今週末。

過去に優勝3回、大好きな『北海道オープン

 

…………

 

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