〈BD〉データで観るビリヤード。改修中の『ビリヲカ・プロ名鑑』が面白い!

ビリヲカ・プロ名鑑のトップページ
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ビリヲカ・プロ名鑑の土方隼斗プロのページ
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ご存知のようにBDは

「プロスポーツとしてのビリヤード」のことを

頻繁に記事にしています。

 

大会の裏側レポートや優勝者の談話などがそうです。

 

その時に大事なのが「過去のデータ」。

つまり、記録と数字です。

 

例えば、「○○××、3度目の優勝!」とか、

「○○××、本大会での過去最高は2007年の3位タイ」という、

 

データを基にしたキャッチコピーがあるかどうかで、

受け手(読み手)の食いつきもだいぶ変わります。

 

そもそもの話として、

スポーツを「数字で観る」ことが好きだ

という人もとても多いです。

 

といっても、残念ながらプロポケットビリヤード界に

現存するデータは多くはなく、

 

まとまっていて閲覧しやすい媒体も少ないのが現状です。

 

ポケットビリヤードのプロ組織JPBAの

公式サイトには「選手名鑑」がありますが、

 

それほどボリュームがある訳ではありません

(個人データを精査するには少し物足りない)。

 

より多くの戦績を記載しているのは『Web CUE'S』ですね。

 

「選手データ」のページに、

個々のプロのベスト16以上の戦績が全て載っています

(2000年以降)。

 

キャロムのプロ〈JPBF〉のデータもあるのが良いですね。

 

…………

 

そして、今、BDが非常によく参考にしているのが、

 

ビリヤードデータサイト『ビリヲカ』の中の

「ビリヤード・プロ名鑑」です。

 

ビリヲカと言えば、「ビリヤード場ガイド」

「ビリヤード用語集」がキラーコンテンツですが、

 

このプロ名鑑も、

2007年のビリヲカ設立当時からありました。

 

そして、

このプロ名鑑がどんどんパワーアップしています。

 

今も引き続き改修中で、

完全な姿ではないとのことですが、

現時点でもかなり使えるんです。

 

良ければ実際に触ってみて下さい。

 

個々人のプロフィールや戦績も充実していますし、

「過去10年間のランキングの推移」もわかります。

 

BDが「これはイイ!」と思ったのは、

プロ公式戦における個々のプロの「勝率」や

「ヒルヒル勝率」も記載されていること。

 

さらに、任意の「プロA vs プロB」の、

過去の対戦成績一覧を出すこともできます。↓

 
栗林達と羅立文の対戦成績を検索したところ
栗林達と羅立文の対戦成績を検索したところ

 

この辺りが、従来の「普通のプロ名鑑」の域を越えて、

新しく加えられた項目ですね。

(※ビリヤードメディア的には大助かりです)

 

「データがあるのは2006年以降ですが、

 

データを取った大会数は500オーバー、

対戦数は7500オーバーです。

 

予選での戦績はありませんが、

決勝日は完全にカバーしています。

 

現在もまだリニューアル中ですが、

 

『勝率』『ヒルヒル勝率』を始めとして、

 

ビリヲカスタッフ一同も改めて

『そうなっていたのか』と驚くことが多かったですね。

 
昨年目覚ましい戦績を挙げた土方隼斗
昨年目覚ましい戦績を挙げた土方隼斗

 

例えば、2013年のJPBA男子年間ランキング1位の

土方隼斗プロの成績。

 

土方プロは2013年に公式戦(※海外も含む)で

44試合(対戦)して、

 

34勝10敗。勝率0.7727です。

 

勝率が0.7を越えているプロは他にいなかったと

記憶しています。他の年にもいません。

 

そもそも、勝率が0.5を越えるだけでも

結構すごいことなんです。

 

0.77というのはぶっちぎりの数字。

いかに土方プロが活躍していたかがわかります」

(ビリヲカ)

 

データが伴うと説得力倍増ですね。

 

昨年の土方隼斗プロの勝ちっぷりは、

本当にスゴかったということを数字が立証しています。

 

なお、ここまで細かいデータが見られるのは、

「国内男子」と「国内女子」に限られていて、

 

「海外男子」と「海外女子」は従来通り、

プロフィールと主な戦績が中心です

(それでも十分有り難いですが)。

 

ですが、これもちょっと面白い話で、

 

海外男子はF・ブスタマンテから、

海外女子はA・フィッシャーから

データが掲載されていますが、

 

これは「アクセスランキング順」なのだそう。

 

ビリヲカ的には、

E・レイズよりもE・ストリックランドよりも、

 

ブスタマンテのページの方が

よく見られているという訳です。

 

(※ページを作った時期が選手によってバラバラだ

ということも関係しているのでしょう)。

 

いずれにしても、

 

ビリヤードはやって楽しいだけでなく、

観ても面白いスポーツ。

 

国内のプロの試合を観る機会があるならば、

 

ぜひビリヲカのこのプロ名鑑や、

各媒体が作っているプロ名鑑やプロフィールページを

参考にしながら観てみてください。

 

将来的には、

きっとビリヲカさんも考えているでしょうけれど、

 

全ての試合で、ブレイクイン個数や、

マスワリ回数(率)などの詳細データまで

計測して掲載できるのが理想ですよね。

 

(※以前もそういう試みはあったが、

長期間継続したものはない)

 

ビリヤードの名手達のプレーの特徴や

アベレージ、スーパーショットなどが、

記憶にしか残らないのは悲しすぎます。

 

ビリヲカさんのこの動きをきっかけに、

 

「競技スポーツ・ビリヤード」のデータというものが

もっとクローズアップされることを願っています。

 

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