〈BD〉「6〜7月は勝負の月!」――チャイナオープン&世界選手権、海外2連戦を控えた土方隼斗の談話

 

日付が変わって今日(5日)、

 

プール(ポケットビリヤード)の

海外ビッグゲーム、

 

『チャイナオープン』が始まります。

 

日本からは、

【男子】……土方隼斗

【女子】……河原千尋、梶谷景美、曽根恭子

 

という4名のプロ(JPBA)が、

本戦(ステージ2)に出場します。

 

(※大井直幸プロ、青木亮二プロなど数名の

JPBAプロが現地予選(ステージ1)に

出ていましたが、通過はなりませんでした)

 

このチャイナオープンが終わると、

 

今度は6月中旬にカタールで

『ナインボール世界選手権』が始まります。

※男子のみ

 

こちらには日本から

土方隼斗、羅立文、田中雅明の3名が

ステージ2に出場します。

 

(※ステージ1には、

大井直幸、栗林達、赤狩山幸男、有田秀彰という

プロ4名が出場予定です)

 

……ということで、

 

昨年、『ジャパンオープン』優勝、

JPBA年間男子ランキング1位

と、大暴れしていた

 

日本の「若侍」「マスワリ王子」の

土方隼斗がいよいよ、

 

チャイナオープンと世界選手権という

海外ビッグゲーム2連戦に挑みます。

 

本人のブログを読むと、

無事に中国入りしているようです。

 

渡航前に意気込みを聞いてみた!

 

…………

 

Hayato Hijikata

JPBA40期生

1989年3月16日生 東京都出身&在住

2013年『ジャパンオープン』優勝、他優勝多数

2013年JPBA男子年間ランキング1位

使用キューはEXCEED/ MEZZ

 

 

――間もなくチャイナオープンです。

その後には『世界選手権』も続きます。

 

「楽しみですよ。

 

『やっと海外戦に行けるなぁ』という感じです。

 

海外戦は去年の10月の

『USオープン』(※17位タイ)以来。

 

あの時は最後にL・V・コルテッザ

(フィリピン)に負けましたけど、

大会全体的にだいぶ良い感じで撞けていました。

 

なので、

海外戦に対してのイメージは良いままです。

 

6月と7月はトーナメントプレイヤーとしての

勝負の月だと思いますし、

気合を入れて行ってきます」

 

――7月といえばジャパンオープンですね。

 

「そうです。2連覇したいです。

 

その後、中国で

『世界国別対抗チーム戦』もありますしね」

 

――チャイナオープンに向けての準備はバッチリ?

 

「だいたい普段通りです。

 

ああ、先日、赤狩山幸男プロ、羅立文プロ、

栗林達プロ、そして僕という4人で

練習会もしました。

 

良い調整になりましたし、

これは継続的にやりたいですね」

 

――チャイナオープンには過去3回出ていて、

その内1回はステージ1で終了。あとの2回は

ステージ2のグループラウンド敗退です。

 

「そう。チャイナオープンではステージ2の

決勝トーナメントで撞いてないんですよ。

 

メンバーを見ても世界選手権と大差ないですし、

厳しい試合なのは間違いないです。

 

でも、自分の普段の球が撞ければ

上に行けるんじゃないかと思っています。

 

現実的な目標を言えば、ベスト8以上ですね」

 

――帰国して1週間後には今度はカタールへ。

 

「もう慣れましたね、カタールにも。

全然快適じゃない国ですけど(笑)。

 

でも、快適じゃないからホテルにいる選手も多いし、

日本選手とコミュニケーションはよく取れます。

 

……世界選手権はこれで5回目かな?」

 

――いや、6回目ですね。

で、カタール開催に出るのは4回目です。

最高成績は2010年大会の9位タイ。

 

「うん。やっぱり世界選手権もベスト8以上に

行きたいですね(笑)。

 

自分の受け止め方で言うと、

世界選手権も数ある世界大会の一つ。

 

チャイナオープンより一段階上とか、

そういうことはないです」

 

――わかりました。最後に

国内での状況についても教えてください。

シーズン初戦の『関西オープン』で優勝し、

それ以降、高いアベレージを維持しています。

 

「関西オープン以降、優勝はしていないですが、

状態も内容も全く悪くはないです。

 

どの試合でも決勝ラウンドには

行けていますし、

 

チャンスが来たら勝てると思っています。

 

そもそも、ビリヤードの大会では

昨年のようにまとめてたくさん勝てることの方が

珍しいですからね(笑)。

 

焦りとかはありません」

 

――2年連続のランキング1位への意識は?

 

「今の段階では、

去年ほど1位にはこだわっていないです。

 

去年までは1位争いができる状況にいたら

やっぱりそこに執着していました。

 

でも、今年はその執着心がまず海外タイトルに

向けられています。

 

だから、まずは

このチャイナと世界選手権の2連戦です。

 

状態は良いので、頑張ってきます!」

 

…………

 

若侍、出陣!

 

 

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