〈BD〉「2日目は特に楽しめた」――ヤマニカップで初来日。カシドコスタス談話

Filippos Kasidokostas
Filippos Kasidokostas

 

第9回ヤマニカップ』(Yamani Cup)に

初めて参戦し、

 

9名のFinalリーグ戦で、

6勝1敗1分で2位フィニッシュした

「ギリシャの偉丈夫」、

 

フィリポス・カシドコスタス

(Filippos Kasidokostas)。

 

大会直後にコメントを頂きましたので

以下でどうぞ。

 

プレースタイルだけを観ると、

神経質な感じの人かな? なんて

思うところもあったんですが、

 

オフの姿はかなり気さくなナイスガイです。

 

(昨日のサンチェスの談話同様、

Fさんに通訳してもらいました。

ありがとうございました)

 

大会前に梅田プロから聞いた

カシド評はこちら

 

…………

 

――ヤマニカップ初参戦で

2位フィニッシュ。今のお気持ちは?

 

「最終的にはすごく満足しているよ。

 

いやぁ、かなり楽しめたね、特に今日は。

とてもハッピーだよ」

 

――昨日はダメだった?

 

「1試合、完全に集中力を失って負けたね

(vs 森陽一郎戦のこと)。

 

Many Mistakes !(笑)

 

でも、今日は良かったと思う」

 

――このヤマニカップという大会の印象は?

 

「とても気に入ったよ。

 

全てが時間通りにきっちり進行するし、

運営も素晴らしい。

 

リーグ戦なのも良いよね。

 

それから、

観ている人達がスリークッションを

良く知っているなって思ったね。

 

こんな良い大会に参加することができて

光栄だし嬉しいよ」

 

(※現在ギリシャでは、

きっちりとした組織や大会がないらしい)

 

――大会1日目と2日目でキューを

替えていましたよね? それはなぜ?

 

「1日目で使っていた黒いキューは、

まだ新しくて慣れてないんだよ。

 

それでちょっと違和感もあってね。

 

2日目は以前から使っているキューに

戻したんだ」

 

(※2本ともに彼が契約している

トルコの『Theory』キュー)

 

――ところで、初めての日本の印象は?

食べ物でも気候でも街の様子でも。

 

「ああ、食べ物には驚いたね、良い意味で。

 

というのも、僕は韓国には試合で

何度か行ったことがあって。

 

韓国と日本って同じアジアだし近いじゃない。

 

てっきり食文化も似たものだと思ってたんだ。

 

つまり、

からーい料理ばかりなのかなって(苦笑)」

 

――その顔は、

からーいのがお好きじゃない?

 

「いつも韓国に行く度に2~3kg落ちて

帰ってくるんだよ(笑)。

 

だから、

ちょっと日本での食事も心配してたんだけど、

素晴らしく美味しかった。

 

味付けの塩梅が、

ギリシャ料理に似ている気もするよ」

 

――特に何が美味しかったですか?

 

「ラーメン!」

 

――(笑)。さて、あなたは

昨年10月の世界選手権で2位でしたね

(優勝はF・クードロン)。

 

「ああ、予選ではかなり良いプレーができて、

アベレージは2.3ぐらいあったと思う。

 

でも、決勝ラウンドでは2ぐらいまで

下がってしまったね。

(※実際は1.923だった模様)。

 

最後の最後まで調子を維持できたら

良かったんだけど。

 

でも、

あの大会は本当に素晴らしかったよ。

 

会場で生で観てる観客が

2千~3千人はいたと思う。

 

最高の舞台だった」

 

――さすがはスリークッションの本場、

ベルギー開催と言ったところでしょうか。

 

「その通りだね」

 

――これからも国際舞台での

活躍を期待しています。

 

「ありがとう。

 

……いや、それにしてもお腹が減ったね。

そろそろ準備ができたかな?(笑)」

 

(……と打ち上げへ)

 

…………

 

打ち上げでお腹を満たした

カシドコスタスは、

 

来日の記念に(?)、

 

「ピン倒し」初体験。

 

初めの内はルールもわかっておらず、

 

試合中にはたぶん一度もなかったはずの

派手なキューミスもやっちゃうぐらい

力んじゃってましたが、

 

無邪気さ全開で大笑いしながら

楽しんでいました。

 

また来日してくれることを願います。

 

あ、それと。

 

手汗をよくかくカシド。

 

毎試合3~4枚のグローブを持って

試合テーブルに向かっていましたが、

 

サンチェスとの最終戦では

確認できただけでも6枚は用意していた

ことをご報告します(笑)。

 

 

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