〈BD〉ヤマニカップのちょっと裏側。フォトギャラリーもアップ

ギリシャのカシドコスタス、初来日
ギリシャのカシドコスタス、初来日

 

ヤマニカップ』のFinal Stageの

取材で小岩へ。

 

毎年思いますが、

トッププロ9名の総当りリーグ戦って

かなり面白いです。

 

ヤマニカップの場合は

一人あたり8試合するので、

 

選手とすればなかなか

タフなフォーマットでしょう。

 

それはわかってるんですが、

ギャラリーの立場からすれば、

 

優勝の可能性を残している人が

最後の方まで多くいる

(=最終的な順位がギリギリまで確定しない)

フォーマットって、

 

星取表を見ながら長いこと楽しめますよね。

 

単純に、寝坊しちゃってもお目当ての

選手の試合が観られますし。

 

日付が変わって今日が大会最終日。

リーグ戦の残り半分を行います。

 

……ということでまだ途中ですが、

ヤマニカップのフォトギャラリーは、こちら

 

 

さて。

 

初めて見たフィリポス・カシドコスタスは……

イイ男でした。気さくなナイスガイ。

 

ちょいちょい鏡でヘアスタイルを確認する姿を見て、

 

ナルキッソス伝承を思い出したりしました。

ギリシャだし。

 

それはさておき。

 

彼のプレースタイルはスピード・撞点・厚みの

コントロールに長けた堅実派という印象。

 

派手なショットはそんなに多くなかったと思います。

 

「薄く弱く当ててヒネる球、多かったですね」

(by カシドコスタスに土をつけた森陽一郎プロ)

 

そして、梅田竜二プロ(JPBF)が言っていたように、

生粋のグローブプレイヤーでした。

 

キューケースの中にはグローブがいっぱいでしたし、

 

試合中、何度も着脱する姿を見ました。

相手が撞いている間、手を乾かしていたのかな。

 

上の写真は、試合中の待合テーブルの卓上。

グローブが3つか4つはありますね。

 

それから、彼が使っているキューは

『Theory』(セオリー)というメーカーのもの。

 

調べてみるとトルコの会社のようですね。

僕も初めて見るメーカーでした。

 

ダニさん
ダニさん

 

もう一人の外国人プレイヤー、

皆の人気者の「ダニさん」こと、

ダニエル・サンチェスは安定の全勝街道驀進中。

 

やっぱり彼のストロークは

世界の全キューイストの中でも五指に入りますね。

本当に美しい。

 

そのダニさん、試合後にキューをバラそうとするも、

キツく締めすぎたのか、一人ではジョイントが回らず。

 

すかさず「弟子」の森雄介プロ(JPBF)が

助太刀に馳せ参じて緩めることができたのでした。

 

「カタイです……」(ダニさん)

 

日本語、上達しっぱなしです(笑)。

 

誰に教わったのか、

自分の名前をカタカナで書きます。

 

あと、好きなフレーズなのでしょう。

自分でひらがなで書いてました。

 

「あし」

 

これはきっと、ゲーム中の「なし!」の

コールのことだと思われます。

 

というか、誰が教えたんだろう(笑)。

 

球を外せば、眠たげな目のまま、

日本語で「そっぽです……」と言うスペイン人。

 

明日、試合後にコメントをもらうのが

楽しみでなりません。

 

 

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