2014年

2月

06日

〈BD〉アメリカビリヤード文化の厚み!?

レイズ、ブスタマンテ、デュエル、パグラヤン……
レイズ、ブスタマンテ、デュエル、パグラヤン……
モスコーニカップでよく勝っていた頃のアメリカチーム
モスコーニカップでよく勝っていた頃のアメリカチーム

 

昨日の続き。

 

UK Corporationさんにお邪魔した際、

資料的価値の高い本を見付けました。

 

それが上の写真の

『1999 Billiards Yearbook』です。

 

素晴らしく味のある表紙ですよねぇ。

 

UK Corporationの大原さんは、

「確かアメリカで自分で買いました」とのこと。

 

奥付を確かめると、

「カール・ハネス出版」

(Carl Hungness Publishing)

という所から出ていることがわかります。

 

(※検索してみたら、

インディ500のイヤーブックや、

ハーレーダビッドソンのポスターとかを

作っている出版社でした)

 

製作陣には、ジェリー・フォーサイスや

ロバート・バーンなど、

アメリカビリヤードメディアでお馴染みの名前も。

 

価格は、ハードカバー版だと$59.95で、

ソフトカバー版が$39.95。

 

ページ数は448(!)

その内の270ページが4色(カラー)です。

 

広告もぎっしり入っているので、

本や辞典というより、

「雑誌の分厚いもの」を想像して頂くと

イメージしやすいと思います。

 

コンテンツは、

 

●豊富な古いイラストと写真で振り返る

ブランズウィック社の業績と歴代アイテム

 

●キューメーカーとキューの紹介

(※辞典並のボリュームで知られる

アメリカの『Blue Book Of Pool Cues』っぽい)

 

●『USオープン』『ダービーシティクラシック』

『世界選手権』など、

1999年にアメリカや別の国で行われた

プール(ポケットビリヤード)、スヌーカー、

スリークッションの主要大会のレポート

 

●それらの大会の、上位進出者全員の顔写真

 

●BCA(アメリカビリヤード協会)が

1999年に主催した各イベントや大会のレポート

 

……といったものがあります。

 

そして、そういった大きな企画の合間に、

ライターのエッセイ的なものや、

グッズ紹介ページなどが挿入されています。

 

やっぱりプレイヤー写真が並べられている

ページを眺めていると、15年の歳月を感じますね。

 

出る言葉が「わっかー!」しかありません(笑)。

 

C・デュエル、A・パグラヤン、N・フェイエンなど、

ただの元気な悪ガキにしか見えません

(実際当時はそうだっただろうけど)。

 

日本の利川章雲、高橋邦彦ら、

JPBAプロの写真もちらほら見られます。

 

さて。

 

表紙の5人は、皆さんわかりますか?

 

上段左から、

アリソン・フィッシャー(女子プール)

アール・ストリックランド(「スト様」。男子プール)

ニック・バーナー(男子プール)

 

下段左から、

サン・リー(スリークッション。2004年没)

 

モートン・ゴールドバーグ

(1999年にBCAホール・オブ・フェイム入りした

伝説的なアメリカのプールプレイヤー。1996年没)

 

……となっています。

 

スト様がめっちゃ良い人に見えるのはさておき(笑)、

 

この人選も「時代」を反映していますよね。

 

…………

 

それにしても、1冊がかなり分厚い。

 

広告も含めてマジに読んだら

丸一日ぐらい掛かるんじゃないかという

ボリューム感です。

 

「Yearbook」を名乗るだけある……

というか、この厚みこそ

アメリカのビリヤードの厚みなのでしょう。

 

だけどこれって、

1999年以外の年にも発行されたのだろうか。

 

ネットで「Billiards Yearbook」で

検索して出てくるのは、これ以外だと、

「1899」だけなんですよ。

 

版元は同じ出版社で。

 

んん? 1899!?

それがホントなら歴史的文献じゃん!

 

Amazonではその本が買えるようで

(その時点でアヤシイけど)、

 

そこには確かに「1899」と銘打たれた

ハードカバーの本があったのですが、

 

たぶん、これはきっと……

「1999」の誤字でしょう。

 

商品紹介文には「1999」と書いてありますし。

 

つまり、今、皆さんにご紹介しているこの本と

同じものである可能性が高いです^^;

(装丁違いバージョンなのかな)。

 

…………

 

最後に。

 

著作権の問題があるので、

中面をくっきりはっきり紹介するのは

控えていますが、

 

USオープンの選手紹介ページの一部分を

サラッとお見せしますね。

 

思わず「あっ!」と声が出たページです。

 

なんと、日本の山内和彦プロ(JPBA)、

目をつぶった写真が使われちゃってます!

 

カメラマン、なぜ撮り直さなかったー(笑)。

 

 

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