2013年

11月

26日

〈BD〉世界のKimura-shot.

木村義一(JPBA)
木村義一(JPBA)

 

こんな先輩がいらっしゃる、

このビリヤードを好きでいて良かった。

 

心底そう思った瞬間でした。

 

…………

 

ポケットビリヤードの全日本選手権が

行われていた先週末、

 

大会会場併設のホテルの広間で、

ある表彰式が行われていました。

 

それは、

 

BCJ(日本ビリヤード商工連合会)が

主宰する「ホール・オブ・フェイム」

(日本ビリヤード名誉の殿堂)の表彰です。

 

これまで何名もの殿堂入り撞球人が生まれています

(※先日逝去された、米カスタムキューメーカーの

タッド・コハラ氏なども殿堂入りされています)。

 

今年は、

 

トリックショットビリヤード

(曲球。アーティスティックビリヤードとも)を通じて、

 

ビリヤードの普及に多大な貢献を果たした

木村義一プロ(JPBA21期生)が

殿堂入りをすることになりました。

 

あのNEWSWEEK誌の企画、

「世界が尊敬する日本人100人」に

選ばれたこともあるスゴい人。

 

それが木村プロです。

(その経歴や業績はWikipediaにもあります。

トリックショットそのものの

NAVERまとめはここ)。

 

登壇した木村プロには、

BCJから感謝状や記念品などが贈られました。

 

僕はこの数年、ほとんど木村プロの姿を

お見かけしていなかったのですが、

 

82歳になられた今も、

以前と変わらぬ若々しいお姿でした。

 

木村プロが淀みなく述べた謝辞を要約します。

 

…………

 

「私はトリックショットビリヤードが

好きでずっと続けてきただけで、

 

こんな賞を頂けるほどのことはしておらず、

恐縮しております。

 

トリックショットは要領です。

 

ごまかしの技術と言っても良いでしょうか(笑)。

 

私はその技術が上がって成功率も

上がったという訳です。

 

(~中略~)

 

私の願いは、

 

もっと若い方や女子プレイヤーにトリックショットを

やってもらいたいということです。

 

そこからビリヤードを広めていってほしいと思います。

 

もちろん私も

まだまだキューを握っていきたいと思います。

 

たとえ目が見えなくなって、

腕が動かなくなっても、

 

私はビリヤードをやっていきます」

 

…………

 

そう、木村プロは今もキューを握り、

 

そして、周囲の人々にビリヤードを教えている

現役プレイヤーなのです。

 

僕は10年ほど前、

 

全日本選手権で1回と別の大会で1回、

木村プロのトリックショットを

ナマで観たことがあります。

 

願わくば、

またあの楽しい時間がありますように。

 

…………

 

この記念写真を撮った時、

 

木村プロは、

 

「あっ、僕の蝶ネクタイ、

曲がってますよねぇ?」と

 

何回か僕に聞いてきました。

 

「あ、そうですね。では、失礼して……」と

その都度、僕が直したのですが、

 

改めて上の写真を見ますと、

ちょっと曲がったままですね

(あるいは直したそばからすぐ曲がって

しまったのか。下手で申し訳ないです……)。

 

ですが、

 

そこをしっかり意識なさっているところに、

 

「現役ショーマン・木村義一」を見た思いです。

 

この動画の途中に出てくる、

コーラ瓶を使った曲球が「Kimura-shot」です。

 

動画の後半はM・マッセイ(アメリカ)。

こちらも人気のあるトリックショットプレイヤーです

(ナインボールなどのトーナメント

プレイヤーでもあります)。