2013年

10月

13日

〈BD〉そのラシャはゴールド

石川県「エディ」。右側手前で撞いているのは土方隼斗プロ
石川県「エディ」。右側手前で撞いているのは土方隼斗プロ
加藤プロの写真がなくてすみません。代わりに先日使ったこれで……
加藤プロの写真がなくてすみません。代わりに先日使ったこれで……

 

ラシャの話です。

 

先週、『北陸オープン』の取材で

石川県野々市市のビリヤード場

『エディ』さんを訪れました。

 

エディでは6台あるポケットビリヤードテーブル全てに

ベージュのラシャを張っています。

 

それは以前にも書きましたね。ここ

 

(※ラシャはポルトガル語で「毛織物」を表す

「raxa」から来ています。漢字で書くと「羅紗」。

 

英語では「ビリヤード・クロス」と言います)

 

この色、以前は関東でも結構見たのですが、

最近は見かけることが少なくなった気がします。

 

やはり定番カラーの緑や、その次によく見る青の方が、

定番ゆえに皆が慣れているでしょうし、

 

緑や青は流通量も潤沢にあって、何かと手間とコストが

抑えられるということもあるでしょう。

 

僕はこのベージュは

球の色が見やすい気がして好きなんですが……。

 

それはさておき。

 

なぜこの色のラシャを張っているんですか!?!?

 

と単刀直入に、同店店主であり、

 

ポケットもキャロムもアーティスティックビリヤードも

なんでもこなすマルチプレイヤーであり、

 

釣りキチでもある「エディの親父」、

加藤啓之プロ(JPBA)に聞いてみました。

 

「そうですね……あの色が好きだからですね(笑)。

暖かみがあると思うんですよ」(加藤)

 

――いつからこの色を?

 

「エディの創業が1987年なんですが、

この色にしたのは1997年だったと思います。

 

ちょうどテーブルの種類を

今のブランズウィックに変更することになったので

そのタイミングでこの色にしました」

 

――もう16年になるんですね。ラシャのメーカーは?

 

「シモニスです

 

(※ラシャのトップブランド。ホームページはここ

テーブルの色が変わる感じが掴めるカラバリはここ)」

 

――なるほど。シモニスのカタログを見ると、

「ゴールド」「キャメル」「モカ」など、

茶色系統の色がいくつかありますが……。

 

「ウチのはゴールドです」

 

――これに合わせて、チョークも茶色にしていますね。

 

「はい。普通の青系統のチョークでは、

かなりチョーク痕が目立ってしまいますので。

 

他店から来たお客さんや、

この北陸オープンなどのように試合で来られた方には、

 

『備え付けの茶色のチョークをお使いいただけますか』と

お願いして、ご理解頂いています」

 

――「マイチョーク」を持参しているプレイヤーにも?

 

「はい。ただ、茶色であるならば、

エディにあるチョーク(『マスター』)とは

違うブランドやメーカーのチョークでもお使い頂けます。

 

ですから例えば、試合などで過去に

エディに来たことがあるプロの中には、

 

『エディ用』として、好みのチョークブランドの

茶色のチョークを持って来る方もいます」

 

――このラシャの色、まだまだ今後も継続して……?

 

「はい、それはもう。

 

以前、ある別のメーカーさんにもこの色でラシャを

作ってもらおうという計画もあったんですが、

 

実際に使う分量と、メーカーさんの最小ロットとが

噛み合わなくて断念しました(笑)。

 

他のビリヤード場さんにも声を掛けて

台数を集めようとしたんですけどね」

 

――ああ、そんなことが。

でも、この色にしたいというビリヤード場が

近隣にどれだけあるかという話でもありますね。

 

「いや、石川と新潟にはあるんですよ、

すでにこの色を導入しているお店が。

 

エディから独立した人のお店だったりしますけど(笑)」

 

…………

 

加藤プロ、試合運営中の忙しいところ、

ありがとうございました。

 

このラシャの話も大変面白かったのですが、

 

「『北陸3県』(※新潟を北陸に含めない数え方)には

キャロムテーブル(スリークッションをする「大台」)が

3台しかない。そのうちの2台がウチです」

 

というお話にはかなり驚きました。

 

(もう1台は石川県小松市にあるとのこと。

では、富山県と福井県にはないということですね……)

 

自分のいる関東(神奈川・東京界隈)は、

キャロムテーブルのある店が多いので、

ホント恵まれているなぁと思った次第です。

 

…………

 

下の写真は、加藤プロから「石川土産に」と

頂いたご当地味噌調味料の「とり野菜みそ」。

 

テレビの『ナニコレ珍百景』にも出たのだとか。

 

先ほど、これで鍋を作って美味しく頂きました

 

(ご馳走様でしたと、石川に向けて敬礼)。

 

とり野菜みそ。ステキなパッケージだ……
とり野菜みそ。ステキなパッケージだ……