2013年

5月

18日

〈BD〉引き球魔神・アブー

JPBA虻川修プロ(濡)
JPBA虻川修プロ(濡)

 

木曜日の話。

 

土砂降りの雨から逃げるようにして

横浜『ハイランド』へ。

 

Meccaのショールームにいたら、

 

「引き球魔神・アブー」こと、

JPBA虻川修プロにまたお会いしました。

 

なにやら悲しい目をしています。

 

「見て下さい、僕の、僕の、

色の変わってしまったこのズボンを……」

 

ぬ、濡れてますねー。

土砂降りですもんねー、災難でしたねー。

 

当たり前のことしか言えませんでした。

 

いやいや、

アブさんと話したいのはそんなことじゃない。

 

先日、僕はyoutubeでこんな動画を見付けました。

 

15秒ぐらいの「引き球」の動画です。

もちろんアブさんが撞いている映像です。

 

(僕が撮りたかったものをもう撮ってる方がいたので、

ここで使わせて頂きます。ありがとうございます)。

 

 

うわー!!!!!

 

これはスーパードローショット。

 ちょっと訳のわからない引き具合です。

 

手球が引き球でテーブル上をほぼ一往復……。

 

「よく引けますねー」なんちゅーレベルを

はるかに越えてます。曲球です。お金とれます。

 

ビリヤードをあまりやらない方に説明しますと、

 

手球と的球、だいぶ離れてますよね。

テーブルの端と端にあります。

 

このぐらい遠いと、

 

「手球の下を撞いて、

バックスピンをいっぱい掛けちゃうぞ!

ギューンと引き球しちゃうぞ!」

 

と思っても、手球が的球に当たって

「ピタッ」とその場で止まってしまい、

 

「全く引けてないじゃーん!」

 と周囲の失笑を誘うことが

上級者でも日常茶飯事です。

 

「あ、なんか今、

相当上手くキューが突っ込めてんぞ!

 

いい手応えキター!」と思っても、

 

図の左側の短クッションまで

戻って来たら御の字です。

 

それだけ遠い配置の引き球って難しいんです。

そもそも厚みが狂ったら、真っ直ぐ戻って来ないし。

 

上級者になって知恵がついてくると、

むしろ引き球を選択するのを避けることもあります。

 

「いやー引き球は成功率悪いじゃん?

手堅く押し球でいっちゃったよー」みたいな。

 

つまり、引き球を選ぶということは

危険を顧みずロマンを追い求めるという

ことなのです。

 

だからこそバリバリ引けるヤツは

モテるのです(男に)。

 

アブーはこう言いました。

 

「僕から引き球を取ったら何も残らないですから」

 

いいですねー。

 

10年前、初めて見た時からアブさんは、

ちょっとやんちゃな白皙の美青年系の

芸術家肌のロマン派プレイヤーだと思ってました

(勝手に。でもホントに肌が白いんす)。

 

「まあ、どんなに重いラシャでも僕なら……」

 

あ、あ、あ、アブさん、

引き球のコツ的な話、しちゃいます?

 

それは色々と美味しいから…………

 

明日に続きます。