2013年

4月

25日

〈BD〉技術についての雑感

 

ビリヤード、あまり関係のない話。

 

横浜そごうで

現代美術家の山口晃展を観ました。

 

皆さん、この方の名前を知らなくても、

作品はどこかで目にしたことがあるんじゃないかなと。

 

精緻さと遊びゴコロ満載の絵です。

 

生で観て良かった。

 

かなり細かく描かれているので、

画集やネットだと確認しづらいんです

(隠れキャラがいたりするんですよ)。

 

……と、慣れたテイで語ってますが、

 

僕が山口晃という美術家を知ったのは先週です。

 

(そもそも滅多に美術館には行きません)

 

先週のほぼ日刊イトイ新聞で、

ご本人がインタビューされていました。

 

「技術とはなぜ磨かれなければならないか」

というテーマで。

 

その記事を偶然見かけて、

何気なく読み進めました。

 

そうしたら、

山口さんがこう語っていました。

 

「(技術とは)磨かれるほどに透明となり、

それ自体は見えなくなっていくようなもの」

 

おお。なんかキタ。

 

この言葉に揺さぶられて、

「この人の作品を観たい」と思ったのです。

 

…………

 

いや、正しく言えば、

 

この言葉、

 

ビリヤードの技術にも当てはまるなぁ

と思ったのです。

 

究極に巧い人って、

もはや観る者や対戦相手にすら、

 

技術を意識させないレベルに

ある人のことなんじゃないかと。

 

つまり、相手にしてみたら

「気付いたら斬られてた」とか。

 

ものすごく巧いのに、

技巧が介在しない(ように思える)プレー。

 

それができる人が最強じゃないかなと

思ったのです。

 

「とても簡単そうにやってる人」と

言い換えてもいいかもしれません。

 

そんなことを考えている僕の脳裏には、

 

あるプレイヤーの顔がずっとチラついています。