〈BD〉直幸さんのランキング1位の訳

大井直幸プロ(JPBA)
大井直幸プロ(JPBA)

 

2週間前、

「スピードスター」大井直幸プロ(JPBA)と

電話でしゃべりました。

 

イラスト館」の件などで。

 

今更ですが、

その時の(イラストの件以外の)

やりとりを以下に再現。

 

――去年、年間ランキング1位でしたね。

2度目の。1度目はルーキーだった'06年でした。

この2度の1位、受け止め方は違うもの?

 

そうですね。

1回目の時はなんで1位取れたのか

わかってなかったね(笑)。

 

でも、今回はラッキーと言えば

ラッキーだったけど、

 

そこそこ活躍できたと思うし、

納得はいってますよ」

 

――そうですか。

 

「うーん、今、『アジアンツアー』が

あったらねぇ(笑)」

 

※註:1度目のランキング1位になった

翌年の'07年、大井プロは日本代表として

アジア最高峰のツアーに出たが

5戦全て予選敗退。壁に阻まれた。

今は実質的にツアーがない。

 

――(大井プロがタラレバの

話するのなんて珍しいなぁ……)

あったら、当時より上に行ける?

 

「上に行け……いやまあ、もうちょっとは

戦えるだろうと思います」

 

――謙虚な(笑)。この1、2年、

国内でたくさん勝ってるじゃないですか。

 

「生まれた時から調子に乗ってるので

こういう時はむしろ謙虚に(笑)。

 

――あら(笑)。

 

「いや、またすぐ勝てなくなりますよ。

ビリヤードの勝負ってツキってものがあるんですよ」

 

……という会話をした1週間後、

大井プロは『全日本ローテーション』で

2度目の優勝を飾ったのでした。

 

7年前より一段も二段も巧く強くなって、

 

ツキってもんの顔面を、

両手で掴んでこっちに向かせるぐらい

のことがもうできるのでしょうか。

 

アジアンツアーが今もあれば

出たかったというのはきっと本音でしょう。

 

ん? そう言えば……。

 

電話を切った後、

僕が「ハッ」としてすぐ調べたのは

本人のブログです。

 

あった、この記事

 

ちゃんと今に繋がっている……。

 

すごいな。